インスペクション
(住宅診断)
第三者性の立場を重視した建物診断
◆インスペクション
インスペクションとは第三者性を重視した非破壊での目視による建物の劣化具合を診断するものです。
安全に不動産の取引を行うために欧米では取引時にインスペクションを行うことは一般的で、取引時に建物の状況を把握することで取引後のトラブルを回避できます。
またお住まいの住宅では検査報告書に基づいてメンテナンスの計画を立てやすくなり、建物の維持管理の指標とすることができます。調査内容は「既存住宅状況調査」と比べより詳細に診断致します。
既存住宅状況調査とは異なり下記の調査も行います。
・床下への潜入調査
・小屋裏への潜入調査
※いずれも点検口が無いなど
潜入不可の場合は除く。
・ドローンによる屋根調査
※天候等により実施できない
場合は除く。
床下・小屋裏は構造部材や屋根の下地状況を確認できる重要な部分であり、劣化状況を確認するには欠かせない調査です。
◆耐震診断
昭和56年以前の建物は、いわゆる「旧耐震基準」とよばれる基準で建てられており、耐震性能の低い建物が多く存在します。診断結果に基づき適切な耐震補強を行うことが推奨されます。
耐力要素となる壁の配置・仕様を調査、専用ソフトに入力し地震に対してどの程度耐力が有るかを判定する簡易診断(一般診断法)となります。
お住まいの自治体より診断費の補助を受けられます。
ご自身で簡易的に判断されたい場合は、財団法人 日本建築防災協会より提供されている「誰でもできる我が家の耐震診断」の利用もおすすめです。住んでいる方がご自身で住宅の耐震診断を行い、住宅のどのようなところに地震に対する強さ、弱さのポイントがあるかなどがわかるようにできています。
※「誰でもできる我が家の耐震診断」の対象としている住宅は、1~2階建ての一戸建て木造住宅(在来軸組構法、枠組壁工法〔ツーバイフォー工法〕)などで店舗・事務所等を併用する住宅を含みます。